日本を悪くする。益になるものなのではなくて、日本に損や害をもたらす反日に当たるのが、韓国の新宗教(旧統一教会)だとされるのがある。
なぜ、与党の自由民主党は、反日だとされるような新宗教とずぶずぶの深い関係をもっているのだろうか。
つじつまが合わないところがあるのが、自民党と、反日だとされる新宗教との深い関係だ。自民党は日本の国の政治のどまん中にあるものであり、そのいっぽうで、反日だとされるものは、ふつうだったら(中心から)排除されるものだ。
反日だとされるものが、排除されるのではなくて、中心と深く結びついているのは、いったいどういったわけでそうなっているのかが不思議だ。
その不思議さのわけとしては、歴史が関わっている。そう見なしてみたい。
歴史において、日本は原罪(original sin)をかかえている。キリスト教でいわれる原罪をかかえているのが日本であり、そのもっとも深いものであるのが韓国(朝鮮半島)なのである。
韓国に原罪をかかえているのが日本の国だから、そこから、反日だとされるような韓国の新宗教と、自民党とが深く結びつくことになった。
いくら払しょくしようとしてもし切れるものではなくて、ぬぐい去ることができない汚点となっているのが、かつて日本が韓国にたいしてなしたことなのである。植民地主義によって、日本は朝鮮半島を力で支配した。
日本は原罪をかかえているので、そこから、反日だとされるような韓国の新宗教につけこまれている。反日だとされるような新宗教に、やられてしまっている。日本がかかえる原罪がわざわいしているのである。日本がもつ原罪がたたっている。
どこに悪さがあるのかといえば、韓国の新宗教に悪さがあるのはたしかであり、カルト(cult)だとされている。それだけが悪いのではなくて、日本がもっている原罪にもそうとうな悪さがあって、そこと向き合うことを避けているのが日本だ。
いくら原罪と向き合うことを避けていても、そこから逃げることができていないのが日本だろう。まともに向き合うことを避けても、原罪が消えてなくなるわけではなくて、それがいつまでも残りつづけているから、いつまでもつきまとわれている。かんたんに都合がよく消えて無くなってくれるものではない。
どのようにするべきなのかといえば、韓国の新宗教を解散させることが一つにはいるものだろう。それだけではなくて、さらに、日本がかかえている原罪としっかりと向き合うようにしたい。いままでは、原罪とまともに向き合うことを避けつづけてきたのが日本だから、それを改めて行く。
日本にとって都合がわるい負の歴史を隠ぺいして、歴史修正主義をやっているのが日本だ。愛国の歴史によってしまっている。それを改めるようにして、負の歴史をきちんとくみ入れて行く。
負の歴史と向き合わずに、歴史修正主義で、愛国の歴史によってしまうと、原罪がわざわいすることになってしまう。原罪がわざわいすることがじっさいにおきているのがあって、それで自民党と韓国の新宗教とのゆ着がおきている。韓国の新宗教に、日本はつけこまれていて、やられてしまっている。日本の国のだらしなさが、悪さのもとにはある。
かつての日本がいろいろに悪いことをやってきた中で、いちばん悪さがひどかったところなのが韓国(朝鮮半島)なのがある。一つにはそう見られるのがあるから、いちばん負が大きいものである、韓国にまつわる日本の負の歴史をしっかりとくみ入れるようにして行く。それをやるようにして、日韓の関係や、日朝の関係を、よりよいものにして行く。日本が原罪ときちんと向き合うようにできれば、よい形の国どうしの関係がつくれる見こみがある。
参照文献 『現代思想事典』清水幾太郎編 『ポストコロニアル 思考のフロンティア』小森陽一 『朝鮮半島と日本の未来』姜尚中(かんさんじゅん) 『孤絶の歴史意識 日本国家と日本人』尹健次(ゆんこぉんちゃ) 『歴史 ／ 修正主義 思考のフロンティア』高橋哲哉
