マイナンバーカードでは色々なもめごとがおきている―安全性が疑問視されている

 色々なもめごとが起きているのがマイナンバーカードだ。なぜそうしたことがおきているのだろうか。

 色々なものをひも付けするのがマイナンバーカードだという。健康保険証などがいらなくなる。保険証をなくすことが予定されている。

 色々なものを、一つのかごに入れるな(Don't put all your eggs in one basket.)。そう言われているのがある。マイナンバーカードは、一つのかごであり、そこに色々なものを入れることになるから、ぜんぶが駄目になるおそれがある。

 すごいよいものなのがマイナンバーカードなのだとしても、それについて、利益(return)と危険性(risk)の組みで見てみられる。

 たいていのものは、利益が高ければ危険性もまた高い(high risk,high return)。利益が高くて危険性が少ないもの(low risk,high return)はなかなかない。

 どういうふうにおしはかれるのかといえば、なにか利益が高く見こめるものなのであれば、そこには高い危険性もまたつきまとう。

 まちがいなく安全で適した運用ができるとは限らないのがマイナンバーカードなのであれば、不確実性への備え(contingency plan)がいる。不確実性への備えを持たないで、ただごういんに導入をおし進めるだけだと、大きな失敗がおきて、大きな被害がおきかねない。

 安全性が高いあり方は、一つのかごの中に全部のものを入れてしまわないあり方だ。分散化させるようにしたほうが、全部がいっきょに駄目になるのを防ぎやすい。

 マイナンバーカードだけではなくて、日本の政治では、一つのかごに全部のものを入れることがされがちだ。政党だったら、与党である自由民主党の一択のようになっている。自民党だけに、すべての賭け金をかけている。

 日本の政治では、不確実性への備えがないことが多い。それを持たないで、ものごとをごういんにおし進めて行く。政党だったら、確実なものなのが自民党なのだとしているのがあり、不確実性への備えがなされていない。

 自民党と、それに似た補完の勢力の野党(日本維新の会や、国民民主党など)が確実だとされていて、不確実性への備えが欠けているのが日本の政治の状況であり、見かたによってはかなりの危なさがある。反対の勢力(opposition)がかなり強く排除されているのだ。

 参照文献 『「野党」論 何のためにあるのか』吉田徹 『新版 ダメな議論』飯田泰之(いいだやすゆき) 『疑う力 ビジネスに生かす「IMV 分析」』西成活裕(にしなりかつひろ)