気候変動と階層の問題―階層のちがいによる意識の持ち方の差

 気候変動の問題をとり上げる集会が、世界では行なわれている。ツイッターのツイートでそれが報告されていた。

 気候変動の問題を、西洋の国の若い人が力強くうったえかけている。高校生が呼びかけを主導している。

 気候変動がおきて異常気象がひん発することでより大きな被害を受けることになるのは、これから先が長い若い人だ。まだ生まれていない将来の世代もそうである。

 文明が発達したことで、文明国では便利な生活が送れているが、それによって負の遺産をあとに残してしまっているのがある。これから先の将来がずっと安定して持続してつづくとは言えそうにない。連続性に難があると見られる。

 できれば人類の全体で、とりわけ文明国の人のみんなが気候変動や異常気象についてを強く問題視するべきだ。理想としてはそうするべきだとしても、じっさいはそれとはちがって、より若い年齢の人ほど問題意識が高くて、鋭い関心を持っているところがあるようだ。気候変動の問題には、階層の問題が関わっていることがうかがえる。年齢の階層のちがいによって利害の格差がおきている。

 参照文献 『社会階層 豊かさの中の不平等』原純輔(じゅんすけ) 盛山(せいやま)和夫