結婚の報告に見られる、日本の政治のあり方

 自由民主党小泉進次郎議員が、タレントの滝川クリステル氏と結婚するという報道があった。小泉議員は、安倍晋三首相のいる首相官邸に行って、結婚の報告をしたのだという。そこには菅義偉官房長官もいたという。

 安倍首相は、まさに令和の時代にふさわしい結婚だとか何だとかと言っていたようだ。

 この話とは関係がないことなのだけど、このところ環境が変わって、ウェブに接続ができないでいた。それでもっぱらラジオで情報を得ていた(得ている)。

 れいわ新選組山本太郎代表は、この話を受けて、政治のにおいがぷんぷんする、と言ったという。この指摘は個人的にはうなずける。

 結婚というのは喜ばしいことであって、それにけちをつけるのも何ではあるが、日本の政治において、世襲の議員が権力を握ってしまっていることを象徴しているようなところがあると受けとれる。世襲だからすなわち悪いとは言えないのはあるが、あり方に問題がまったくないということは言えそうにない。

 参照文献 『世襲議員 構造と問題点』稲井田茂