地球の温暖化が、北極の温暖化からおしはかれる

 地球はたしかに温暖化しているのか。温暖化して行くのではなくて、逆に寒冷化して行くという説もある。どちらが本当なのだろうか。

 寒冷化して行くのであれば、温暖化にたいしてはさして心配をすることはいらない。温暖化にたいしては楽観していられるのだ。

 今年の七月は、世界の気温が観測いらいもっとも高かったのだという報道がされていた。今年の七月は平均して世界の気温が異常に高かったということだ。二〇世紀における七月の平均気温を〇.九度上まわった。一八八〇年に観測をはじめてから最高の気温だったという。

 地球の全体がどうかというのは置いておけるとして、少なくとも北極という部分に関しては、ほぼまちがいなく温暖化していると言えるそうだ。長年にわたって自分の体を通して北極を観察している人によると、北極はたしかに温暖化していて、そこから地球の規模のさまざまな問題がおきることが危ぶまれている。

 参照文献 『北極大異変』エドワード・シュトルジック 園部哲(そのべさとし)訳