大学は総力をあげて自分たちをつぶすべきだろう(厳しいことを言えば、不正を隠すために個人をつぶそうとするような大学は世の中にあるべきではないのではないか)

 もし同意してくれれば、理事である私や大学が一生にわたり面倒を見る。しかし同意しなかったときには、大学が総力をあげてつぶしに行く。私立大学は、アメリカンフットボール部の選手を、口封じのためにおどしていたという。第三者委員会が調べた中でわかったことだという。

 これはどこかで見たようなものだというのがある。いまの自由民主党安倍晋三首相による政権が、総裁選において、首相と対立するのであれば干すとしておどしているのに似ている。ツイッターのツイートではそう言われている。まったく同じというわけではないものの、力関係の嫌がらせ(パワー・ハラスメント)を平然と行なっているのがそっくりである。

 改めて見ると、私立大学が選手を口封じのためにおどしている文句で、同意しなかったら大学が総力をあげてつぶしに行くとしているのは、まったくよくないことであるのは疑いがない。これははなはだしい人権の侵害であり、教育をつかさどる学校としてふさわしいことではない。つぶしに行くというのは、身体の危害をほのめかすものであり、あってはならないものだろう。政治の世界をふくめて、力関係の優劣にものを言わせたおかしなことが社会の中で行なわれてしまっているのがある。