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権力側にまわる出演者の意味

 報道機関は、基本として権力のチェックをする務めをもつ。テレビ番組なんかだと、番組の内容が政権などへの権力批判になることも少なくない。そのさい、出演者がみな反権力だと偏ってしまう。最低でも一人くらいは、権力側の肩をもつ人を入れておく。

 テレビ番組などで、権力擁護の役を受けもつ出演者は、担保みたいなものなのかなという気がした。投資でいうと、ヘッジみたいなふうである。一点張りだと危険だから、危険性を散らしておく。そのための要員を確保しておくわけである。ちょっと的はずれかもしれないけど、他国に駐在する大使みたいでもあるかも。

 そうした権力側を代弁してくれる要員がいることで、はじめて反権力の内容を流せる。権力側を擁護する要員は、その必要条件みたいなものに当たる。だから、ある面では貴重でもあるのかもしれない。その人がいてくれるおかげで、権力へのチェックが成り立つ。あまり後ろめたい思いをせずに、いちおうは番組を流すことができるようになる。完全にバランスがとれているとはいえないにせよ、最低限の言い訳は立つことになるわけだ。

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