制度によって不当な目にあうのと、それを調べようとすることで不当な目にあうのとがおきている

 新しい法案が通される。この法案では、事実上の移民を受け入れることにつながるものだという。

 外国人技能実習生制度では、外国からやって来る労働者を受け入れているが、外国からの労働者のうちで、不当な目にあっている人が少なくないという。それでそうした目にあっている人たちは声を上げはじめている。

 与党である自由民主党が通そうとしている法案にたいして、野党はそれがもつ問題点を言っている。野党が問題をさし示すのにたいして、与党および担当の役人は、あたかも野党の議員をいじめるかのようにして、嫌がらせのようなことをしているようだ。

 法案のもととなっている、外国人技能実習生制度における調査票を、野党の議員に手書きで書き写させているという。コピーによる複写をさせない。情報公開の点からしても、おかしい仕打ちをしていると言わざるをえない。

 外国人技能実習生制度では、外国からやって来た労働者の中で、不当な目にあっている人が出ている。それについて調べようとしている野党の議員もまた、手書きで調査票を書き写させられるという不当な目にあっている。いったい与党や担当の役人は、人を何回ほど不当な目にあわせればよいというのだろうか。一回では気がすまないというのだろうか。たとえ一回であっても駄目なのはたしかだ。