国家のイデオロギー装置としての日本のツイッター社―権力の奴隷と化している

 日本のツイッター社は、国家のイデオロギー装置の一つになっている。日本の政府の顔色をうかがい、権力の奴隷になっている。日本のツイッター社は、国家のイデオロギー装置になっていることによって、ある点でいうといっぱしのメディアとなっていると言えるだろう。このさいのメディアというのは必ずしもよい意味ではない。

 アメリカのツイッター社はきくところによるとアメリカのドナルド・トランプ大統領の発する情報にたいして批判をすることがあるのだという。アメリカの大統領が発する情報についてファクトチェックを行なうことがあり、大統領の発する情報がまちがっているおそれがあることについて受け手に注意をうながすことがあるという。

 日本のツイッター社は国家のイデオロギー装置に思いきりなってしまっていて、批判性(キニシズム)が欠けていて、権力をよしとする冷笑主義(シニシズム)をうながしているのがある。それにたいしてアメリカのツイッター社はほんの少しくらいは批判性をもっているのがあり、完全にアメリカの大統領にまひさせられていないで、多少なりとも距離をとろうとしていることがうかがえる。

 参照文献 『現代思想を読む事典』今村仁司編 『本当にわかる現代思想』岡本裕一朗