政権のおし進めていることと、それについての反対の声と、数学で言われる微分と積分

 検察庁法の改正案に反対の声が一部でおきている。ウェブにおいてその声は高まりを見せている。

 この改正案は、検察官の定年の延長と、長官の定年の延長の特例を認めるものとが抱き合わせになっているようだ。

 数学の微分積分で見てみられるとすると、改正案は抱き合わせになっていることから、積分化されている。

 積分化されているのを微分化して、切り分けるようにするのはどうだろうか。切り分けるようにして、よしとできるところとよしとできないところを分けるようにする。

 よしとできるのとよしとできないのがいっしょくたにまとめられてしまっているために、積分化されることになり、問題化している。その問題を片づけやすくするためには、問題を分割するようにして、どこはよしとできて、どこはよしとできないのかを分けて見て行く。

 与党である自由民主党は、検察庁法の改正案を数の力によって強引におし進めようとしている。それにたいして反対の声が一部からおきてきている。これを何とかするためには、改正案が抱き合わせでいっしょくたにまとめられて積分化されているのについてを、微分化して分割して切り分けるようにして行く。

 与党である自民党はあくまでも改正案を積分化したままでおし進めるかまえを崩そうとはしていない。そこに無理があるということはできないだろうか。積分化していることで無理がおきているのだから、それを微分化して分割して切り分けるようにして、よしとできるところとよしとできないところを分けるようにしたほうが、どこがよくてどこが悪いのかをあぶり出しやすい。

 積分化してまとまっているものの中には、よしとできるところもあるだろうから、ぜんぶが駄目だということではないだろう。それを二者択一で見てみられるとすると、よしとできるところについては、与党である自民党と反対者とのあいだで折り合いがつきやすい。折り合いがつきやすいところについては意見の一致を見ることができる。どこが意見の一致を見られて、どこが不一致となるのかを明らかにして行く。

 積分化されてまとまっているものの中で、不一致となるところは、お互いに折り合いがつかず、妥協ができないところで、自民党と反対者とのあいだでお互いの主張がぶつかり合う。主張どうしが衝突し合う。そのぶつかり合いや衝突し合っているところに意味があるとも言えるので、そこをできるだけ明確化や特定化するようにして、焦点をしぼって行くことがのぞましい。積分化されたままだと焦点がぼやけてあいまいだ。

 参照文献 『微分積分を知らずに経営を語るな』内山力(つとむ) 『最後に思わず YES と言わせる最強の交渉術 かけひきで絶対負けない実戦テクニック七二』橋下徹