ウイルスへの感染の広がりとその中での行為のよし悪し

 新型コロナウイルスへの感染がさまざまな国で広がっている中で、どのようなことがよくてどのようなことが悪い行為に当たるのかがある。日本では三密である密閉と密集と密接をなるべく避けるのがよいと言われている。

 ウイルスが広がる前までのよいことと悪いことと、それが広がり出してからのよいことと悪いことがある。それらのよいことと悪いこととは、当てはめられるものさしが変わったことによって、よいと悪いの分類づけもまた変わっている。

 よい行為か悪い行為かは、当てはめるものさしがちがえば、分類づけもまたそれによって変わってくる。そこが興味ぶかいところだ。

 ウイルスが広がる前とはちがい、広がり出してからは、行為のよし悪しを決めるものさしがちがってきているので、それをくみ入れたうえでどういう行為をするかの調整をすることがいる。行為のよし悪しは、当てはめるものさしに相関しているので、その相関をくみ入れるようにすると多少は調整しやすい。

 参照文献 『構造主義がよ~くわかる本』高田明典(あきのり) 『ぼくたちの倫理学教室』E・トゥーゲンハット A・M・ビクーニャ C・ロペス 鈴木崇夫(たかお)訳