いまの与党による政権のやっていることにおけるでたらめさとまともでなさがある

 戦争における、かつての日本の国から受けた被害をうったえる。被害を受けた人たちの声を聞き、名誉と尊厳が回復されるように、日本と韓国はともに協力するように努めて行く。日本の野党の議員は、韓国の大統領などと会談して、そこで意思を確かめ合ったという。

 いまの日本の与党による政権は、国外では近隣国との過去の戦争におけることがらに的を得た手を打てていない。ただ韓国などの近隣国が悪い、として終わらせてしまっているが、これでは問題の解決にはなるものではない。

 国内では、いまの与党による政権は、沖縄県に新しいアメリカ軍の基地をつくろとうして、予定地の海岸に強引に土砂を投入して、それにたいして反対の声がおきている。防衛相はこのことについて、日米安保(同盟)のためではなく国民のためだとして、理解をしてもらいたいと言っている。

 国はアメリカ軍の基地の必要性をねつ造していると見るしかなく、必要性のねつ造でないのであれば、国民が納得できるまで言葉を尽くして説明しないとならない。切り捨ててしまっている国民の声を理解しないとならないのは防衛相であり国のほうである。

 いまの与党による政権は、国内では法をないがしろにしているし、くわえて国内および国外では法の支配をないがしろにしている。与党の代わりに、日本の野党の議員は韓国との協力を探るために動いている。少なくとも、国内および国外において、野党の議員のほうがずっと法の支配(人権の尊重)を重んじることができている。いまの与党による政権は国内や国外でそれができていなくて、力を持っていることにおごっている。

 沖縄県には新しいアメリカ軍の基地をつくるのに一定の反対の声がある。その声が沖縄県の総意であるかどうかはともかくとして、一定の数の反対があることは確かであって、その声をまったく聞き入れないのは自由民主主義としてふさわしいことだとは言えそうにない。

 自由民主主義では、反対の声を含めて、できるだけ民意を聞き入れないとならない。いまの与党による政権がやっていることは、民主主義における自由と平等をないがしろにしてしまっている。沖縄県にやっていることは、日本の全体からして、できるだけ不平等や不公平になってはならないし、自由が損なわれてもいけないだろう。