日本のハロウィーンにおける、一部の人たちによる逸脱と脱抑制

 日本のハロウィーンはクレイジーだという認識をもつ。そうであることから、毎年においてクレイジーなことをしている。お酒を飲んで騒いでも捕まらない。そう思っていたのだという。こう思っていたのは、今年のハロウィーンにおいて、東京の渋谷で騒いでいた人たちのうちの一人である外国からやって来た人だという。この若い年齢の人たちは、騒いで近くにあった軽トラックをみんなで横転させた。

 東京の渋谷で軽トラックを横転させたうちの一人である外国からやってきた人は、日本のハロウィーンのことを勘ちがいしていたようだ。本人の言うことをそのまま信じるとすればそう見なせる。最初からそう思っていたのか、それとも途中の流れでそう思ったのだろうか。もしくは後づけの言いわけなのだろうか。日本のハロウィーンがクレイジーなのではなく、それにたいする認識がクレイジーだった(ずれていた)と言える。

 ハロウィーンでは、トリックオアトリートと子どもは言ってお菓子をもらうが、大人はたとえトリート(ごちそう)がなくてもじっさいにトリック(いたずら)するのはなるべく控えたい。子どもは力が弱いけど、大人は力があるのでまちがったことをするとときに大変なことになる。大したことがない愚行くらいならまだよいけど、みんなで軽トラックを横転させるのははめを外しすぎていてやりすぎだから、やらないほうがよかった。

 ハロウィーンのさいに東京の渋谷でおきたことを比喩としてとらえると、与党の権力に近い政治家たちと政治とに当てはめられる。軽トラックを政治に当てはめられるとすると、与党の権力に近い政治家たちは、それを横転させようとしていて、横転しかかっている。それで日本がおかしくなってしまっているところがある。渋谷で騒いだ人たちとはちがい、与党の権力に近い政治家たちは、それよりもより悪いこと(クレイジーなこと)をしているのにも関わらず、野放しになっているのだ。やりたい放題になっている。