お笑いの漫才の大会における審査への不満

 お笑い芸人が、先輩のお笑い芸人にたいして暴言を吐く。二人のお笑い芸人は、お笑いの漫才の大会である M1 グランプリで審査員をつとめた先輩の女性のお笑い芸人(タレント)に暴言を吐いた。

 先輩の女性のタレントは、M1 グランプリで審査員をつとめたが、その審査にたいして不満があったようだ。暴言を吐いた二人のお笑い芸人は、お酒を飲んで酔っぱらっていたのだという。くそがとかおばはんなどと言ったようである。感情で審査をしないでほしいとしている。審査の中で、嫌いだと言われたら、更年期障害なのではないかと疑う。

 更年期障害について言えば、女性に限ったものではなく、男性にもあるのだから、中年以上のすべての審査員に当てはまるものだろう。中年以上のすべての審査員に更年期障害のおそれはある。若年性のものもあるそうで、そうしてみると、暴言を吐いたお笑い芸人に更年期障害の疑いがあるのは否定できない。

 お笑いの漫才で点数をつけて審査をするのは、基本としては面白ければ点数は高くなって、そうでなければ点数は低くなる。このさいに、何が面白いことなのかが審査員によってちがうだろうし、面白さとはちがうほかのさまざまな要素も関わってくる。

 客観ではかれるのではなく、主観も入りこむ。審査においては、客観の基準を満たすと点数が高くなるというだけであれば自然主義によるが、それだけではないので、非自然主義によるところがある。そこから、審査の点数についての不満がおきてくることになる。

 審査によって点数をつけるのは、それが高いか低いかによるので、学校の試験のように一次元のものだ。面白さというのは、一次元の数値の高低によってすべてをはかれるものだとは言えそうにない。そこの点数の高さを比べるのだけではとらえ切れないものだろう。とり落とされるものが大きい。なので無理があるものであることから、そこから不満がおきることが察せられる(それがすべてではないかもしれない)。