ケチって火炎瓶のハッシュタグが流行しているという

 ケチって火炎瓶。ツイッターハッシュタグではこれが流行にのぼっているという。火炎瓶を投げこまれたのは、いまの首相の自宅と事務所であるという。暴◯団につながりのある人物に選挙妨害をたのんで、その支払いの額をあとでケチったために、怒った暴◯団から火炎瓶を投げこまれてしまったということのようだ。

 ケチった額としては、五〇〇万円と言っていたところを、あとで支払うときに三〇〇万円に値切ったのだと言われている。五〇〇万円と言っていたのだとすれば、きちんと五〇〇万円を支払うことはいるだろう。あとになって三〇〇万円に値切るのはいただけない。暴◯団が怒るのも無理はない。値切ったほうも暴◯団も、やっていることはまちがっているのはあるだろうが。あと、たとえケチって値切られたとしても、火炎瓶を投げこむのはよくないことであるのはたしかだ。

 国会で山本太郎議員はこのことについて首相に切りこんだ。山本議員からの質問を受けて首相が言うには、この件は有罪判決であり、被疑者は処罰された。私どもは被害者だという。

 たしかに、火炎瓶を自宅や事務所に投げこまれたのを切りとってみれば、首相は被害者ではあるだろう。しかし、なぜ火炎瓶を投げこまれたのかというのを見て行けば、被害者であるとは言い切れない。五〇〇万円を支払うと言っていたのを三〇〇万円にケチって値切ったのだから、その点では暴◯団が被害者だろう。そこで暴◯団は怒って火炎瓶を投げこんだ。これは心情として分かることである。火炎瓶を投げこんだのは断じて許されることではないが。

 火炎瓶を投げこまれたというところを切りとるのではなく、なぜそれがおきたのかということまでを見ないとならない。ケチって値切ることで、暴◯団を怒らせてしまったのがある。その流れを見るのであれば、ケチって値切ったのがもとになっているのがあるので、首相が被害者であるとは言い切れないし、また暴◯団と関わったことの反社会的なまずさもある。