海外にとやかく言われたとしても、そこまで過度に気にしないでもよいのではないか(すごくむかつかないでもよいのではないか)

 海外にとやかく言われるのはものすごくむかつく。テレビ番組で、お笑い芸人の人はそう言っていた。これは、日本のサッカー代表の試合のやり方について、海外が批判をしたものについて言っているものである。

 イギリスの BBC は、日本代表の試合について、最後の一〇分間は恥ずかしい展開だったとしている。茶番であるとしている。あぜんとさせられるものであり、次の試合では日本代表はぼこぼこにさせられるのをのぞんでいる、と言っている。

 同じテレビ番組に出ていた別の出演者は、なんでお前(イギリスの BBC)にそんなこと言われないとならないのか、ということを言っていた。なんでお前にそんなことを言われないとならないのかということだけど、それは言われてもよいことなのではないか。というのも、サッカーというのは、イギリスやイタリアが発祥のスポーツだとされているからである。

 日本のサッカーの代表が、すごく悪いことをしたわけではないのはあるのだろうけど、観衆を喜ばすために全力で力を出すというのをおろそかにしたのはあるのだろう。そこの努力を観衆は見たいのがあるだろうから、そこについての努力義務が足りなかったのを批判されることになった。それにたいして、なんでお前にそんなこと言われないとならないのかだとか、海外にとやかく言われるのはものすごくむかつくだとかとしないでもよいものだろう。むしろ厳しい辛口の批判を投げかけられてよいのではないか。それを反骨心をもつためのばねにして、次の試合にのぞめばよいだろう。

 イギリスの批評が、日本の代表はすごいですね、とほめたたえたら逆に反骨心をもちづらいから、理由があるのであれば、厳しい批判というのは必ずしも悪くはたらくとは言いがたい。日本にとってイギリスは他国に当たるわけだが、他国の人(批評家)を満足させられたわけではないようだから、そこは受け入れることもできるものだと見なせる。