十四才の女子中学生がもつ見識の高さと、かたや国の政治をつかさどる権力者のていどの低さを、つい対比してしまった(主観のものではあるかもしれない)

 平和とは当たり前に生きることである。沖縄の戦没者の追悼式で、十四才の女子中学生が、自分でつくったという詩を朗読した。その中の一節である。この詩では平和について語られているが、国の政治をつかさどる権力者よりもはるかに高い認識にもとづくものだと受けとめられる。平和ということで言えば、沖縄県にすむ十四才の女子中学生のほうが、国の政治をつかさどる権力者(やそのとり巻き)よりも、はるかに本質をついている認識をもっているのが、詩の中にうかがうことができる。