AKB については詳しくはないけど、グループ名についてちょっとだけ気になったのがある

 AKB48 は略称となっている。秋葉原を英語のアルファベットであらわしたものである。このあらわし方がほかのグループにも当てはめられていて、福岡の博多だと HKT  だとか、大阪の難波だと NMB とかというふうに名づけられている。

 こうしたアルファベットとは別に、坂にちなんだものがあるそうだ。乃木坂や欅坂といったものだ。この坂にちなんだものは、アルファベットによるものと比べると、希少価値をもつのではないか。門外漢なので的外れなことを言ってしまっているかもしれないが、そのように見うけられた。

 AKB などのアルファベットによる略称もけっして悪くはない。そのうえで、乃木坂や欅坂といった漢字による名前のよさがある。この漢字による名前のよさの引き立て役として、アルファベットの略称の名前が機能しているのがあるのではないか。

 AKB などのアルファベットによる略称の表記は、洋風だからかっこうがよいところがある。しかしいっぽうで、漢字の名前のもつ意味の表示の強さみたいなのに欠けているのがある。表音文字表意文字かのちがいによるものである。このちがいは本質のものというよりは、数の多さや差異といった関係によるものだろう。原則と例外があるとして、例外のほうが少数なので希少価値が生じる。そのような効果があるかもしれない。